第9回南京大虐殺犠牲者国家公祭日の記録
2022年12月13日、第9回南京大虐殺犠牲者国家公祭式典が行われた。午前8時、記念館の公祭広場では、半旗を掲げる式が行われ、高らかな国歌の中で、中華人民共和国の国旗がゆっくりと上がり、またゆっくりと半分下がった。私たちは国の名で、南京大虐殺犠牲者を追悼した。
10時、公祭式が正式に開始された。会場は厳粛で、各界からの代表者約3000人が胸に白い花をつけ、黙々と屹立していた。
公祭式を開始するにあたり、会場では「中華人民共和国国歌」が斉唱された。それが終わると、会場にいた代表者らは、南京大虐殺犠牲者に黙祷をささげた。それと同時に、南京市は防空警報を鳴らし、車は停車してクラクションを鳴らし、市民はその場で黙祷をささげた。会場では黙祷の後、「国家公祭献曲」が流れる中、解放軍儀仗隊の16名の礼兵が8つの花輪を公祭台に捧げた。
その後、国家指導者の蔡奇氏が講演を行った。「今日、私たちはここで南京大虐殺犠牲者国家公祭式を盛大に行い、南京大虐殺で被害を受けた罪のない犠牲者を深く偲び、日本の侵略者に惨殺された同胞を偲び、抗日戦争勝利のために命を捧げた革命烈士と民族の英雄を偲び、日本の侵略者に抵抗するために中国人民と手を携えて命さえ捧げた国際戦士と国際友人を偲びます。また、中国人民が平和の発展のための道を歩む、揺るぎない崇高な願いを表現し、中国人民が歴史を銘記し、過去を忘却せず、平和を大切にし、未来を切り開く確固たる立場を表明したい」と彼は述べた。
蔡奇氏の演説後、南京市青少年の代表者85人が「平和宣言」を読み上げた。各界からの代表者6人が「平和の鐘」を鳴らし、3つの深い鐘の音とともに、3000羽の平和鳩が羽ばたき、犠牲者への尽きることのない哀悼と世界平和への無限の期待を託した。
記念館公祭広場
南京市街
南京長江大橋
中山埠頭の合葬地
南京師範大学附属小学校
南京市青少年の代表者85人が「平和宣言」を朗読
各界からの代表者6人が「平和の鐘」を鳴らす
平和の鳩を飛ばす
午後3時、世界平和法会が、記念館「南京大虐殺犠牲者名簿の壁」の前で行われた。南京の宗教界と信者の代表者は声をそろえて読経し、世界平和を祈った。
夕方6時30分、「ロウソク祭・国際平和集会」が記念館祭場で行われた。国内外の人々は素地の服を着て、オンライン或いは会場で、白燭を手に持ち、南京大虐殺犠牲者を哀悼し、世界の平和を祈った。